生理機能検査とは、直接患者さんに接してからだの機能や構造を調べる検査です。主に心電図検査、呼吸機能検査、脳波検査、超音波検査などを行っており、他にもチーム医療の一環として心臓カテーテル検査や睡眠ポリグラフィ検査などにも携わっています。 検査の種類は多岐にわたり、それぞれに専門的知識・技能を持ったスタッフが担当しています。
<お願い>
- ・各検査時にはご本人確認のためにお名前、生年月日などをお尋ねします。患者さんの間違い防止を
徹底していますので、ご理解ご協力ください。 - ・多くの検査で予約制を取り入れています。
予約優先でご案内しますが、検査によっては待ち時間が発生する場合や順番が前後する場合もありますので、ご了承ください。
患者さんが安心して検査を受けられるよう、かつ病気の診断や治療につながる精度の高い
検査を実施できるよう、スタッフ一同努めてまいります。
心電図検査
心電図検査では、心臓の拍動に伴って生じる電気的活動を体表面から記録する標準12誘導心電図をはじめ、長時間連続記録することで一過性に出現する異常波形(不整脈など)を記録するホルター心電図、運動することで身体に生理的な負荷を加え安静時にみられない心血管系の異常(特に狭心症や不整脈など)を明らかにする負荷心電図を主に行っています。
<心電計>
呼吸機能検査
息を大きく吸ったり吐いたりして肺の大きさや息を吐く速さ、酸素を取り込む能力などを調べる検査です。息切れ、咳が出るなど肺の病気が考えられる時や、手術の麻酔法を選択する時に行われます。鼻をクリップで止めマウスピースをくわえ、合図に合わせて息を吸ったり吐いたりします。検査時間は4項目あり、1項目あたり10分程度かかります。患者さんの努力次第で結果に影響するため、最大限の努力をしていただきます。
<呼吸機能検査装置>
脳波検査
脳波検査では、脳細胞の活動時に発生する微弱な電気を記録する検査で、脳の活動をリアルタイムで知ることができます。覚醒した状態で記録する覚醒脳波、薬剤を使用して睡眠下で記録する誘発睡眠脳波、入院し長時間記録するビデオモニタリング脳波を主に行っています。また、新生児を対象に先天性難聴を早期に発見するための新生児聴覚検査も行っています。
<脳波計>
超音波検査
超音波を体に当て、その反射波を画像化して体内の様子をリアルタイムに調べる検査です。全身の様々な臓器を観察することができます。(詳細はコチラをご覧ください)放射線等を使用しないため、短期間で繰り返し検査することが可能です。肌に直接探触子(プローブ)を当てて検査するため、検査当日は脱ぎ着しやすい服装でお越しください。金属やボタンのついた衣服は検査に影響ありません。
<超音波診断装置>